エセライター日記

サッカー、本、日常にあったことを書いています。

アビスパ福岡 ギラヴァンツ北九州戦批評②

アビスパ熱をリーグ再開まで高め続けるために北九州戦を振り返る。その②。今回は中盤の4人です。

CH 前寛之
昨シーズンまでの見事な活躍で水戸の心臓とまで呼ばれた男は、長谷部監督と共にアビスパに移植され初戦から福岡の心臓となってみせた。
ピンチになりそうな芽を摘み続けるその様は、僅かばかり先の未来が見えているかのようだ。

CH 重廣卓也
パスを出したあと止まらずに走る。簡単なようでなかなか出来ないことを見事にやってのけた。
フィジカルコンタクトも厭わない力強いプレーも見せ、攻撃のスイッチを担っていた。
ゴール前で潰れた結果アシストも記録。

SH 石津大介
アビスパを代表する選手の一人が大怪我から帰ってきた。公式戦のピッチでプレーできる喜びを全身から溢れさせながらの90分間。特に最終盤、キツい時間帯に帰陣し身体を当ててマイボールにしたシーンではサポーターからの大歓声を浴びた。

SH 福満隆貴
長谷部チルドレンの一人。決して派手なプレーが多いわけではないが、ゴールへ繋がる見事なトラップ、素早い帰陣などチームへの高い貢献度を見せた。
地域リーグからのし上がってきた男は、再びJ1という最高峰への登頂を目指す。
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アビスパ福岡 ギラヴァンツ北九州戦批評①


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アビスパ熱をリーグ再開まで高め続けるために、その①。
北九州戦を観ての、出場した選手一人ひとりに対しての寸評(長いから批評?)を書いてみました。今回は線を引いた守備的な選手5人。

GK セランテス
GKとは不思議なポジションだ。唯一、画面に映らないに越したことはない。映らないということは、攻められていないということであるから。
その点で言えば、昨シーズン散々映っていたセランテスがあまり映らなかったのはチームとしては素晴らしいことであった。
足を痛めたシーンにマリーシアが含まれていたのかは置いておいて、結果的に相手の流れを切ったのは確かだ。

CB 上島拓巳
Jリーガー屈指の甘いマスクに隠れた鋼の肉体に、試合が始まる前に気付かされた。
アップ中に一瞬ユニフォームを上げた際に見えた腹部は、客席からでもはっきり分かるほどのシックスパックだったからだ。
そして案の定、試合においても自陣での空中戦の支配者となった。

CB 篠原弘次郎
2014年に熊本でポジションを掴んで以降どのチーム、どの監督からも起用される男はこの試合でも抜群の安定感を見せた。
長谷部サッカーの基本であるアグレッシブな守備はともすれば裏のスペースを突かれかねないが、そういうシーンをほぼ作らせなかったのはこの男が常に目を光らせ声を発していたことと大きく関係している。

SB 湯澤聖人
前半はバランスを取り、後半は積極的に攻め上がる。守備では粘り強く対処し、攻撃では切れ味鋭いターンを見せる。
強面のいじられキャラは、プレーにおいても見事なギャップを発揮してみせた。前に構える石津との連携も抜群。

SB エミル・サロモンソン
足元の技術にキックの精度にオーバーラップのタイミングに一対一の対応。サンフレッチェ広島からやってきた元スウェーデン代表はその全てで見事なスキルを見せつけた。
試合後にはチームのチャント(応援歌)にノリノリで応えるなど、人気者のスキルも兼ね備える。

トイレットペーパーやティッシュが品薄に。

新型コロナウイルスがじわじわと広がりをみせ、3/15頃までのスポーツやコンサートなどが軒並み延期か中止になるなど社会への大きな影響が出ています。

他の人にうつすことを防ぐ効果があるとされるマスクやアルコール消毒液は完売が続き、なかなか手に入りません。

そんななか、買い物でいくつかの店に寄った際に気になったことがありました。

ティッシュやトイレットペーパーの在庫が非常に少なくなってきていたのです。

 

不思議に思ってネットで調べると、「マスクの材料に回されるためにトイレットペーパーが少なくなる」等という情報が流れていました。

地元の西日本新聞もこの件を報じていましたが、これはもちろん真っ赤なデマ。そもそもマスクとトイレットペーパーでは紙の質が全く違います。

社会が混乱している時に悪質なデマを流す人の人間性を疑いますが、それと同時にこんなデマを信じてしまう人にもビックリします。

そもそもトイレットペーパーはマスクと違い、今回のような緊急時であるかどうかは関係なく日本国民全員が日々使っているものです。

需要が常に一定なのですから、供給量が大きく変わらない限り支障は出ないものなのです。

 

今回の件は、小学生の頃に使っていた社会科の教科書の内容を思い出しました。オイルショックの時に、トイレットペーパーの買い占めが起こった、と。

小学生の頃の自分でさえなぜ当時の国民がデマを信じてしまったのか不思議に思いましたが、今回の新型コロナウイルスの件で、人はパニックになると信じがたいような話も信じてしまうのだと実感することができました。

 

逆に言えば、いくら文明が進歩しても、残念ながら日本人の本質はオイルショックの頃から進歩していないのでしょう。

悪質なデマに流されることなく信用のおけるソースのある情報のみを信じることとし、物品も本当に必要な量だけを買うこととすることがこの混乱を落ち着けるために必要なのだと感じています。

 

独特な読書方法 集中力が低下してきた方へ

毎日のように少しだけでも読書をする時間を作るようにしています。

もちろん元々本が好きなんですが、例え30分だけでも読書をすることで本の世界に入りこみ、頭がリセットされる感じがするんです。

 

ただ、それでも10代の頃のような集中力はなくなってしまっており、そのため3年ほど前から独特な読書の方法を採ることにしました。

3冊同時進行法、です。

1冊だけをひたすら読んだ場合、その本があまり面白くなかった際に読もうという気が失せ集中力もどんどん低下してしまいます。

それを防ぎたくて、1冊に少し飽きたら次の本、飽きたら次の本、と繰り返すことにしたんです。

ただ同時進行の数が多すぎてもそれまでの内容を忘れることがあるので、丁度良い数を模索した結果現在の3という数に落ち着きました。

 

もしかしたら読み進める効率という点ではイマイチなのかもしれませんが、集中力の低下にお悩みの方は試してみてください。

Jリーグ、ルヴァンカップ延期

新型コロナウイルスの感染拡大、ならびに24日に開催された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で「これから1週間~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる」との見解が発表されたことを受けて3/15までのJリーグルヴァンカップの全試合の延期が決定しました。

アビスパ福岡のサポーターとして、Jリーグ全体のサポーターとして本当に、本当に残念です。シーズンオフの期間溜まりに溜まっていた熱が開幕戦(自分にとってはアビスパvsギラヴァンツ)で大きな炎となっていたのでじれったい気持ちになっています。
ただその一方で、他のプロスポーツに先駆けて苦渋の決断となる延期を決めた決断力は素晴らしいと思います。

今心の中にある炎は決して絶やすことなく再開の時を迎えるために、改めてJリーグのことを考える期間にしようと思いまずは思いつくままにこの文章を書いています。だから、完全に自己満足です。

Jリーグがある日々とは本当に素晴らしいものです。サポーターは毎週末の試合を楽しみにその週の仕事や勉強を頑張れる。そして試合の日にはまるで子供の頃の遠足の日のような気持ちで起きてスタジアムまでの道中を進み、目的地に着くと同志達とボルテージを上げていく。そして試合が始まるとただ観るだけでなく当事者となって戦う。

サッカーには勝ち負けがあるから悔しさが募る時もあるけれど、それは勝った時の喜びをより大きなものへと変えてくれるエネルギーとなる。

そして、他のチームは試合時には絶対に負けたくないライバルだけれど、Jリーグという大きな村を発展させていくための仲間でもある。

Jリーグがある日々は当たり前のことのようで当たり前ではない、ということを教えてくれた今回。再開した際には、サポーター全てが溜まった熱を集結させることで、これまで以上にこの素晴らしいリーグを成長させていくことができるはずです。

その時を、サッカーのこと、Jリーグのことを考えながら指折り数えて待つ日々もある意味では楽しいものなのかなと、そう思いました。